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2023.12.5

離婚協議書を作成する理由やメリット

離婚する際に離婚協議書を作成する理由やメリット、それは離婚協議書には法的な効力が備わっているため、いざというときに自分を守る証明書になるという点です。

万が一、離婚成立後に慰謝料が支払われないなどのトラブルがあった場合、離婚協議書があれば「○○万円の慰謝料を支払うことにお互い合意していた」と立証する証拠になります。

もし、離婚に向けた準備を進めているならば、弁護士や行政書士など専門家監修のもと、離婚協議書の作成をしておくことをおすすめします。

 

 

離婚協議書の作成を専門家に依頼すべき理由

離婚協議書の作成を専門家に依頼すべき理由・メリットは、主に3つ挙げられます。

法的な観点から書類を作成してくれる

法的な観点から、また、あなたが不利にならないよう的確な文言で離婚協議書を作成します。

依頼者の状況に沿った離婚協議書が作れる

最近では、ネット上に離婚協議書の無料テンプレートがあるので個人でも気軽に作成できますが、専門家に依頼すれば、法的に有効で、更に、あなたの状況に合わせた内容の協議書が作成できるため、後の不要なトラブル発生を防ぎます。

財産分与で得られる金額が上がるなどの可能性がある

離婚協議書の作成を専門家に依頼した場合、財産分与や慰謝料の金額が上がるためにすべきことなど、アドバイスがもらえたり、手続きをサポートしてもらうこともできます。

 

 

離婚協議書作成に必要なもの、
専門家への依頼費用以外に必要な費用項目

離婚協議書の作成に必要なものと、専門家への依頼費用以外にかかる経費の項目について確認していきましょう。

必要書類

離婚協議書の作成に必要な書類は以下の通りです。
証明書などは基本的に夫婦両名分を用意します。

  • 発行から3か月以内の印鑑証明書(夫婦分)
  • 戸籍謄本(夫婦分)
  • 免許証やパスポートなどの本人確認書類
  • 実印(夫婦両方分)
  • その他(財産に関する書類など)

 

専門家への依頼費用以外にかかる費用

離婚協議書の作成は、専門家に依頼する費用以外に以下手数料がかかります。

  • 印鑑証明書の発行料金:200~400円(1通あたり)
  • 戸籍謄本の発行料金:450円(1通あたり)
  • 公証人手数料(公正証書にする場合)

 

離婚協議書を公正証書にすべき理由

離婚協議書は、公正証書にすることをおすすめします。
その理由についてまとめました。

公正証書とは

公正証書とは、法務大臣が任命する公務員(公証人)が法律に基づいて作成する公文書です。

公正証書に執行受諾文言が記載されていれば、慰謝料や養育費の支払いが滞ったとき、裁判をしなくても強制的に支払わせることができます。

公正証書は、公証役場で作成するため公証人手数料がかかります。
この手数料は、慰謝料や財産分与の金額によって異なります。

公証人手数料

 引用元:日本公証人連合会

(法律行為に係る証書の作成の手数料の原則)

第九条
法律行為に係る証書の作成についての手数料の額は、この政令に特別の定めがある場合を除き、別表の中欄に掲げる法律行為の目的の価額の区分に応じ、同表の下欄に定めるとおりとする。

引用元:公証人手数料令

 

離婚協議書作成依頼の流れと
自作のメリット・デメリット

専門家に依頼した場合の手続きの流れを見てみましょう。

 

離婚協議書作成依頼の流れ

  1. 専門家に相談・依頼
  2. 専門家が離婚協議書案を提案
  3. 離婚協議書案の内容が決定
  4. 離婚協議書の内容に夫婦で合意
  5. 正式な離婚協議書の作成
  6. 離婚協議書に夫婦が署名・捺印する

 

離婚協議書を自分で作った場合のメリットデメリット

◎メリット
費用が安く抑えられる

◎デメリット
法的観点から見て効力のない書面となるリスクがある
作成の手間がかかる

法的に効力のない書面の場合に、後にトラブルになる可能性が高くなります。
トラブルになれば、その分、費用がかかります。
また精神的にも辛いものがあります。
トラブル防止のためにも、専門家に依頼するのが得策でしょう。

 

公正証書にすることを夫(妻)が拒否した場合

夫(妻)が公正証書にすることを拒否した場合は、相手は財産分与や慰謝料の取り決めに納得していないまたは支払う気がない可能性があります。
財産分与や慰謝料の分割支払いを認めないなどの対処法はありますが、専門家に相談して適切な対処を取ることが最も望ましいでしょう。

 

法的な観点から離婚後の生活を守るために

離婚協議書は、離婚時に夫婦で決めた契約を記録に残し証明するための書類です。

さらに公正証書にしておけば、財産分与や慰謝料の支払いが途絶えたときに迅速に強制執行手続に移ることができます。それは、あなたの生活において盾となることでしょう。

多少の費用はかかりますが、離婚後トラブルに巻き込まれないために、離婚協議書の作成は専門家に依頼することをお勧めします。

 

離婚または、離婚協議書、公正証書の作成をお考えの皆さまへ

専門家に離婚協議書の作成依頼を検討していても…
そもそも依頼する必要はある?
費用はどれくらいかかる?
など、わからないことが多くて依頼すること自体を迷ってしまいますよね。

そんなときは弁護士や行政書士など、専門家の無料相談の利用がおすすめです。
依頼を決めていなくても問題ありません。
悩み解決に向けて、まずは相談してみましょう。

専門家に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • 離婚協議書の作成にかかる専門家にかかる費用がわかる
  • 離婚協議書の作成を弁護士や行政書士などの専門家に依頼すべきか判断できる
  • 離婚条件が適切かどうか意見をもらえる
  • 法的観点で的確なアドバイスをもらえる

当事務所では、無料相談はもちろん、電話で相談も可能です。
まずはお気軽にご相談ください。

何らかの事情で離婚しなければならない場合、離婚後の生活をどうするべきか、また、どうしたいかを事前に考えておくことは大切なことです。
そのために離婚協議書作成は必要です。

笹木行政書士事務所では、公正証書による離婚協議書作成のサポートをしております。
無料相談も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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