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2024.4.3

遺言書は定期的に見直し更新・保存する

遺言書は定期的に見直し、必要に応じて更新することは非常に重要です。
人生は変化します。
新しい状況や関係が生じたり、財産の状況が変化することがあります。
遺言書を定期的に見直して、最新の状況に合わせて更新することが必要です。

具体的には、どのような場合に遺言書を見直すのか見てみましょう。

 

 

家族や相続人の変化

結婚や離婚、子供の誕生、家族の死亡など、家族や相続人に変化が生じた場合は、遺言書を見直して適切に修正する必要があります。
新しい家族構成に応じて、遺産の分配や相続人の指定を見直しましょう。

 

 

財産の変化

新しい財産の取得や既存の財産の処分、投資や資産運用の変化などがあった場合、遺言書を更新する必要があります。
遺言書に含まれる財産リストを最新に保つことが重要です。

 

 

 

法律や税制の変更

相続法や税法の改正が行われた場合、遺言書を見直し、適切な対応を取る必要があります。
新しい法律や税制の変更に適合するように、遺言書を更新しましょう。

 

 

 

遺言書更新の注意点

遺言書を更新する際には、次の点に注意してください。

 

 

更新の適切なタイミングを見極める

大きな変化が生じたときや定期的に、遺言書を見直すタイミングを見極めましょう。

 

 

遺言書の内容を十分に検討する

新たな指示や条件を加える前に、遺言書の全体像を熟考し、適切な修正を行いましょう。

 

 

 

適切な手続きを取る

遺言書の更新は、法的な手続きや要件を適切に満たすことが重要です。
更新した遺言書は、適切に作成し、署名しなければなりません。

遺言書を安全な場所に保管しておくことも重要です。
それにより、遺言書の紛失や、不正に改ざんされるリスクを最小限に抑えることができます。
一般的には、防火・防水の安全な金庫や預金口座の安全箱などが適切だとされています。

 

次回は、その6「家族や関係者への通知」について詳しくお話しします。

 

 

 

書遺言の作成をお考えの皆さまへ

これから遺言書を作成される方、遺言書作成は個々の状況や法的要件によって異なります。
まず専門家に相談しましょう。

最近では遺言書に関する専門書やひな形もありますが、ひな型のように遺言書が作れるとは限りません。それは遺言の内容は一人ひとり違うからです。また、遺言書を発見した場合、その扱いにも専門知識が必要です。有効・無効の判断がつかなければ、遺言を実行することもできません。
遺言書の内容は、相続人や受遺者の将来を決めてしまうため、慎重に慎重を重ねて作成するべきです。最後の意思が無効にならないよう、専門家のアドバイスを受けるようお勧めします。

笹木行政書士事務所では、可能な限りお客様のお話をお伺いし、遺言書を作成したいと考えております。
まずは、お気軽にご相談ください。

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